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日本刀の作り方・其の三


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5.素延べ
荒伸ばしまでやった材料をざっくりとした刀の形にしていきます。 これを素延べと言います。

荒延ばし

まず先端を斜めに切り落として、逆方向に振り、帽子を作ります。
なぜ逆方向に形を作るのかというと、鉄の層の流れを帽子の形と合わせたいからです。

帽子解説
帽子振り
素延べ

次の工程で刀の形にしていきますが、手鎚で打って形を作ると当然長さが伸びますので、出来上がりより一寸ほど短めに形作ります。
断面は長方形で、幅と厚みを測ることで、おおよそ出来上がりの幅がわかります。

6.火造り
刀の形に鍛造整形する。
火造り
15センチぐらいづつ赤めて刃側と棟側を叩いて薄いひし形のような形にしていきます。

7.荒仕上げ
鑢やセンを使い、火造りでできた形をさらにシャープに整えていきます。
生仕上げ

こちらは短刀の場合です。

短刀の素延べ




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