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日本刀の作り方・其の二
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3.折り返し鍛錬(皮鉄・心鉄等各種)
積み沸かしして一塊になったものを形を整えながら長方形に伸ばし、切れ目を入れて折り曲げます。
これを再びほどで加熱し鍛接して延ばし、切って折り曲げて、という工程を繰り返し行っていきます。鍛錬には一文字鍛えと十文字鍛えと言う方法があり、時に応じて行っていきます。回数はおよそ心金で十回ほど、皮金で十五回ほどですが、決まった回数ではなく適度な粘りと硬さ、そして肌の具合を見て決めます。
肌とは、鍛錬を行うと十五回ではおおよそ2の15乗つまり32768の層が出来上がっています。
この層によって、刀に研磨を施した時に日本刀独特の美観である、肌という様々な地模様が現れてきます。
主に柾目、杢目、板目、綾杉などの種類があり多くの場合いくつかの肌が混在しています。
4.造込み
それぞれ数種類の硬さや粘りの違う鉄が出来上がると、造り込みと言う
内部の構造を作る工程に移ります。
無垢断面拡大写真
それぞれ性質の異なる鉄を鍛接し、内部構造を作ります。
甲伏せ工程
沸かしながら伸ばして粗い棒状に一度伸ばし、さらに素延べという刀の基になる形にしていきます。
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